実は私、いま今まで経験したことのない風邪を引いています。
熱は大したこと無かったし、倦怠感も無いのだけど、声が出ない・・・。
こんなことってあるの?という位、声がやられちゃっています。
私の職業にとって、声帯は1番大切な部分。その声帯がやられては、元も子もありません。
でも、なぜか今は精神的に落ち着いて風邪と向きあえています。
この職業を選んだ以上、喉のケアに気を使うのは仕事のうちだと思っていますが、あまり神経質にはなりたくないと思っています。
神経質な生活をしていると、演奏自体も神経質なものになってしまうと思うからです。そんな神経質な演奏聞かせるなんて、お客さんに対して失礼ですからね。
有名なオペラ歌手も、私の尊敬する方々も言うのが、「オペラ歌手だって普通の人間。普通の生活もろくに出来ないで、どんな良い歌が歌えるんだ。風邪だって引くこともある。子供の予防接種に行かなくちゃ行けないこともある。けれど、それはみんな同じ。そんな中一生懸命仕事をしているんだから、我々もそれと上手く付き合いながら自分を磨いていかないといけないよ」と言うこと。
そんなこともあって、今回の声が出ない風邪もポジティブに付き合っています。
だけど、無理は禁物ということで、予定していた北京ダックの夕べもジョエルロブションも全てキャンセル。悔しさだけが残ります。
でも、毎月楽しみなお料理教室だけは頑張って行って来ました!
【バッカラの煮込み&クロケッタ】
ヨーロッパ産の干し鱈を使った煮込み料理と、日本の真だらを使ったクロケッタです。
2種類の鱈を食べ比べしました。
私はクロケッタが気に入りました。新鮮な真だらをニンニクオイル&バジルでマリネしてから衣をつけてあります。
【大麦のリゾット、ほろほろ鳥のロースト添え】
1番最初の写真が、こちらのオーブンから出してスグのもの。
ほろほろ鳥の雛鳥を使っています。この教室で鳥を捌くのは2回ほど経験しましたが、ほろほろ鳥は初めて。
鶏と比べて、胸骨が発達していたり、肉の色が違ったり・・・勉強になります。
でも、毛を抜いたりする作業は怖かったよー。
大麦はリゾットというよりはティエッラという料理方法のようです。プチプチしていて美味しい!
赤ワインソースで仕上げて頂きます。
ドルチェは【リコッタのトルタ】を作りました。
メレンゲを頑張ったお陰でふんわり焼きあがりました~。
簡単に出来るので、これなら家でも出来そう。
りんごのコンポートを添えて、更にシナモンホイップを添えて頂きました。
口の中でフォワっとリコッタリーズの香りが広がります。
シナモンホイップと一緒に頂くと、また違う味わいで笑顔がこぼれてしまいます。
りんごの皮で作ったアップルティーも一緒に楽しいティータイムを過ごしました。
カワイくて美味しそうな(笑)ヘクセンハウス。
子供が出来たら一緒に作りたいなー。